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2020.08.28 20代、30代転職コラム

<初心者向け>業界基礎知識 〜 学習塾業界

学習塾業界について



転職活動において、 業界の研究を行い、 希望する業界の動向を知ることは、 とても大切なことです。   今回は、 「学習塾業界 」についてレポートします。

|学習塾業界とは   教育業界の中で、 学校教育の様な公的な存在ではない 教育形態である学習塾業界は、 低資本で開業することが可能で、 法的な資格も必要ないことから参入が容易で、 大手チェーンから個人塾まで様々な規模のものがあります。   大きく分けて、 受験対策指導を行う「進学塾」 学校の授業内容のフォローを行う「補習塾」 その両方を行う「総合塾」 の3つのタイプがあります。   授業方法では、 1人の講師が複数の生徒を教える「集団指導」と 1人の講師が1人または少数の制度を教える「個別指導」 があるほか、 従来からの対面授業に変わり、 オンライン上での遠隔授業の人気が上がっています。

|学習塾業界での主な仕事   学習塾での仕事は、 生徒に行う授業をメインとして、 授業準備、教材など 書類の作成、校舎の管理、 生徒を確保するための営業・広報活動、 保護者対応などがあります。     ●塾講師   講師の仕事は、 授業を通じて生徒に学習指導を行います。   そのための教材の準備、生徒の管理、 さらに保護者への対応なども仕事に含まれます。     ●営業職・広報職   生徒を獲得する目的での広報宣伝活動を行うほか、 進学情報誌やパンフレットなどの 宣伝材料の企画や制作などを行います。   また、 学習塾の規模や事業内容によっては、 高校、大学などの教育機関への 営業活動も仕事となります。     ●教材開発   授業で使われる教材や模試などの 試験問題の作成を担います。   最近では、 ITを活用した学習システムの開発、 データベースの開発・運用なども仕事内容になるため、 エンジニアの募集が増えています。     ●教室事務   入会から退会までの手続き、 授業料や教材の管理、塾講師のサポート、 教室の管理などを行います。     ●経営企画   人事や総務面などの管理業務が主な仕事です。   学習塾全体の運営管理を任されるほか、 フランチャイズ型の場合は、 校舎の拡大に向けた業務も行います。  
|学習塾業界の今後   教育業界は、 昨今からの少子化の影響を受けて 厳しい状況が続いています。   そのため、 買収や業務提携といった業界再編の動きも盛んで、 過去には、 東進ハイスクールを運営する(株)ナガセが 四谷大塚を買収、   ベネッセが 東京個別指導学院を買収する などニュースでも話題になりました。   今後もこうした M&Aの動きは、 増えてゆくことが考えられますので、 業界動向やニュースは、 こまめにチェックしておいた方が良いでしょう。     また、最近では、 オンラインでの授業配信の割合が増えており、 eラーニングの市場規模は、 1,500億円以上と言われています。   文部科学省も2011年に公表した 「教育の情報化ビジョン」に基づき、 タブレット端末の導入による アクティブ・ラーニング化を推進しています。   学習塾業界は、 文部科学省の方針により影響を受けるため、 アクティブ・ラーニングにかかる 学習システムへのニーズの対応がカギとなるでしょう。     転職エージェントでは、 様々な業界と常にコンタクトをとっており、 最新の採用活動に関する情報を入手しております。   転職活動に関してお困りのことがございましたら、 お気軽にご相談ください。


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